消化器外科勤務。術後の吻合部出血について聞きたい。
消化器外科で働き始めて2年が経ちました。2年経つと、さすがにいろいろな患者さんの症例を経験することができたと思うのですが、先日、大腸癌術後の患者さんが下血しました。原因は吻合部の出血ということでした。
これは初めての経験だったので正直戸惑いました。最初は手術の残血が出たくらいにしか思ってなかったのですが、明らかに鮮血様の出血だったので、おかしいなと思いDrへ連絡し、大腸カメラを行って診断がついた感じです。
吻合部から出血することなんてあるんだと恥ずかしながら、それで初めて知ったのですが、これは原因として考えられるのはどういうことなんでしょう?今は絶食として止血剤を使用して様子を見ていますが、どういう治療が一般的に行われるのか、基本的なことですが教えてください。
- 2017/12/13
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3件の回答
消化器外科で5年の臨床経験があります。吻合部出血は吻合部に潰瘍ができ、そこからの出血が考えられます。原理的にも胃、大腸、両方でありうることです。手術侵襲によるストレスや血流障害、蠕動運動、胃酸や腸液の過多による刺激が考えられます。胃の手術ならば、ガスターを使用したり、オメプラールを使用します。ガスターは胃酸の分泌を抑える目的、オメプラールは潰瘍の治療を行います。医師が手術所見で怪しいと感じたら、術後早期に予防的に投与することもありますね。止血剤に関しては、現に出血している症例ならば、ありうることだと思います。潰瘍への刺激を抑えるために質問者さんの症例と同じように絶食は必須でしょうね。
消化器病院で働いています。吻合部の出血は急性期に起こることもありますが、術後、1~2年後に起こることもありますね。胃潰瘍ができるのと同じ感じだと思います。ピロリ菌感染や胃酸の分泌が原因ですね。
特に手術後は胃酸の分泌が増えるので、その病態が変わらない方は起きやすくなります。潰瘍だと放置しておくと穿孔に移行しますし、術後の出血だと血行が悪くなって、縫合不全も起こしやすくなるので、結構、厄介です。
穿孔や縫合不全が悪化すると再手術になる可能性もあるので、やはり早期の治療が重要ですね。患者さんによっては術後早期から症状を訴える方もいたりするので、医師に報告することも大切です。
原因としては患者さん自身の体質もあるかもしれませんね。
胃の手術をして、その数年後に大腸の手術もしたした患者さんがいましたが、両方とも術後に吻合部潰瘍ができました。
過去の既往にも胃潰瘍の繰り返しがあったりしたので、そういう視点でも見られるといいかもしれません。